GUTAI DICTIONARY

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水(元永定正)

第一回の具体野外展において、元永定正は長いポリエチレンをたくさんの木々の間に貼り、その中に色を付けた水を流した作品を発表した。「当時は、そんなにお金もなく安い素材のビニールシートのようなものを買ってきて、木々に巡らし、その中に水を入れると面白い形が生み出された。」と講演会で言っている。水は色を付けられ、それは自由に流れ、最終的に安定した場所で魅力的な色や形を作りだす。後年制作された絵画作品においても水や液体の流れは自由に動き、面白い色や形が劇的に表現されている。

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